現在、情報化のサポートを行なっている食品製造会社で、在庫管理システムの要望があり、Accessで構築した。

現状は、手書きの書面で管理しており、かなり管理が面倒とのことだった。

在庫の情報は自社の製造・出庫情報から取るのではなく、他社の倉庫で管理しているシステムから送られてくる入出庫情報(CSVデータ)を読み込み、この情報から在庫情報を作り出した。この在庫情報は、社内の共有フォルダに公開し、誰でも見れる状態にした。また、在庫情報から出荷作業も合わせてシステム化が計られた。

結果として、在庫管理、出荷管理の作業量が大幅に低減され、在庫情報の共有も図られた。

Accessは、CSV読み込みの部分のみVBAで記述(ファイルの一括読み込みや、データの細かい操作が必要だったため)し、他の部分はマクロで記述したため、メンテナンス性も良くなっている。

今後は、社内の製造管理の情報と紐付け、トレーサビリティのシステム化に結び付けたい。